社交ダンスエヴァンジェリスト鈴木宏明さんインタビュー④

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

小島:秋本先生が気になるゲストをお迎えしてインタビューするコーナー、今日は社交ダンスエバンジェリストの鈴木宏明さんをゲストにお迎えしております。

ファシリテーターは小島です。どうぞよろしくお願いいたします。

秋本:よろしくお願いいたします。

 

鈴木:よろしくお願いいたします。

 

小島:秋本先生が今日は社交ダンスエバンジェリストの鈴木先生をお呼びしたんですけども「なぜ気になるゲストなのか」という辺りはいかがでしょう。

 

秋本:実は、鈴木さんとは知り合って1年くらいですよね?

 

鈴木:そうです。

 

秋本:ずっと気になってたことがありまして、一般的にはすごく異色な経歴をお持ちじゃないですか。

例えばいろんな転機があったと思うんですけど「どう考えて身を切り替えていったのか」という、そこの点に興味があったんですよ。

 

小島:異色っておっしゃってるのは?

 

秋本:例えば私で言うと、大学で歯学部に入って卒業してそのまま歯医者になって15年くらいきてますけれども、鈴木さんの場合は確か東大に入られて今は社交ダンスエバンジェリストという。

ちょっとなかなかこの2つの点がつながらないイメージだったんですね。

だから、そこら辺の学生時代からどういう経歴を経てどういうことを考えて、今に至ったのかなというのが私は個人的に興味があったんですよ。

 

鈴木:なるほど。

今思えば、あまり考えてないというところがありますね。

 

秋本:それは気持ちに正直に生きたってことですか?

 

鈴木:そうですね。

東大に入ったのもそもそも大学を受験するときに、将来のこととか考えてなかったんですよね。

で、他の大学だと医学部とか工学部とか「何とか学部」ってあるじゃないですか。

一応理系が得意だったので、どれにしようかなって考えたときに「理学部?工学部?分かんないよ?」「ん?学部決められないな」ってなったときに、東大が「理Ⅰ、理Ⅱ、理Ⅲ」みたいな感じで、ざっくりしてたので「まず東大に入ってやりたいことを探すか」みたいな感じで入ったんですよね。

 

秋本:確かにそういう部分で言うと東大に入ってやれることってたくさんあると思うんですけど、仮に別にこれはどっちが良いっていうわけではないんですけども、一般的に偏差値がそれほど高くない大学の場合はもしかしたらなりたくてもなれないっていう可能性もあるじゃないですか。

ですから、一応東大が日本一、二と言われてますから、今お話を伺うと選択をする可能性というのは、すごく広い大学なのかなっていうのは思ったんですが。

 

鈴木:そうかもしれないですね。

あとは、僕は中学高校と勉強が好きで、勉強するのも好きだし教えるのも好きで、同級生に教えたりもしてたんですけど、勉強好きで進学校に入って。

で、男子校だったんですよね。

男子校で中学校、高校ときて「ちょっとむさ苦しいかな」と。

 

秋本:僕も中高、男子校ですからよく分かりますね。

 

鈴木:「大学のときは共学に決まってるでしょ」みたいなのもありましたね。

それで東京大学に何となく入って、理系ですね。

すると、女の子がいなかったんですね。

 

秋本:共学に入ったつもりだったのに。

 

鈴木:50人クラスに1人とかだったんですね。

 

秋本:そんなに少ないんですね。

 

鈴木:「男子校じゃん」ってちょっとガクッときましたね。

その男女比率まで調べてなかったですから。

 

秋本:なるほど。

勉強は好きだったんだけど、そこまでは勉強してなかったんですね。

 

鈴木:そうなんですよ。

それで「あー、やっちまったか?」と思ってたときに、大学に入ると新歓コンパみたいなものがね。

「部活入りませんか?」みたいな。

そのときに東大の競技ダンス部はですね、日本女子大と東京女子大と跡見学園女子大学というところと一緒にやってたので、女の子ばっかりだったんですよね。

 

秋本:なるほど。

 

鈴木:「ん?」と。

「ちょっと華やかな世界だな」と。

 

秋本:失望していた状態に光が射してきたんですね。

 

鈴木:やっぱりモテたいというのがあるんですね。

 

秋本:それはね、共通の。

 

鈴木:で、男子校で抑えられていた、もちろん女子校とかに遊びに行ったりちょこちょこありましたけれども、でもやっぱりモテたいという本能というのはどこかで開放しなきゃっていうのがあって、それがたまたま東京大学に入ったときにそう思って。

競技ダンス部っていうところだったんですけど、全くそれに興味はなかったです。

 

秋本:最初、ダンス自体には興味なかったんですか?

 

鈴木:全くなかったです。

勉強ばっかりしてましたから。

 

秋本:そうなんですか。

確かにかなり一般的には縁遠いスポーツというか競技ですもんね。

 

鈴木:そうです。

だから、新鮮だっていうのもありましたけど、「男女がいっぱいだね」「いいね」っていうので何となく入りましたね。

 

秋本:それからダンスにのめり込んでいったのは、何かきっかけみたいなものはあったんですか?

 

鈴木:何でしょうね。

ずっと勉強してたので、基本的には普通に「野球やってました」とかいう人とかと比べると運動神経は良くないんですよね。

良くないんですけど、競技ダンスとか社交ダンスの良いところって、2人で補なわなきゃいけないところもあったりするし、2人で高め合ったり。

逆にどっちかが運動神経が良すぎると合わないもんなんですね。

そうなってくると、意外と社交ダンスそのものを周りも小さいときからやってる人も少ないし、割とうちの大学強かったんですね。

成績とかも結構良くなってくるとやっぱりはまっちゃいますよね。

で、意外と簡単にできそうで意外と難しいというところが、ちょっとくすぐられちゃうんですよね。

それで、何となくはまっていって、そのうち勉強よりそっちの方が好きになっちゃって、元々何かを教えるのが好きだったので。

 

秋本:先ほども「勉強を教えるのが好き」っておっしゃってましたもんね。

 

鈴木:勉強が好きだったから、家庭教師とかで勉強を教えてたんだけど。

でも、勉強より好きなものがあるのに勉強を教えちゃまずいだろっていうのもちょっとどこかにあって。

ちょっと好きじゃなくなったものを教えるよりは好きなものを教えたほうが良いかなというふうに自分の中で思ってたので、自然の流れで今に至るという感じでいいの?

 

秋本:なるほど。

撮る前に少しお話を伺いましたが、そういった意味ではご自身の中では、決断とか生き方に一貫性は?

 

鈴木:今思えばありますね。

 

秋本:好きなものをやったり教えたり。

 

鈴木:だから何か転換をした気が全くしないですね。

 

秋本:ご自身の中ではシームレスに。

 

鈴木:スーッと自然に。

 

秋本:なるほど。

 

小島:鈴木先生はモテたいというのがきっかけで社交ダンスを始められたということだったんですけど、個人的に秋本先生にも「モテたい」って思って何か始めたこととか何か今の仕事につながるところはあるのかなっていうのをちょっとだけお伺いしてみたいとか。

 

秋本:なるほど。

モテたいと思って始めたことですか?

そうですね。

やっぱり今でも体を鍛えたりだとか運動したりするのは好きなんですね。

それは一応ある意味表向きは、僕らは健康を扱う仕事ですから自分自身が健康でないと、患者さんに健康だったり元気を与えるというか提供するのは難しいと思っているので、そういった意味で体調管理だったりとか自分の体型維持なんかには気をつけてはいるんですけども、今鈴木さんのお話を伺っていて、「そもそも何でかな」っていうのを考えるとやっぱり「モテたい」というところが。

それがスタートだったのかなとは思いますね。

今思うと、これは若気の至りなんですけど、大学生の頃とか「何でそんなに体を鍛えてるの」と大学生の当時はかなりストイックにやってたので、体脂肪率5%とかで、腹筋も6つにきれいに割れてたりとか「何でやるの」なんて聞かれると「だって脱いだときに格好いいじゃん」みたいな。

ですからそういう根本的な、根源的な本能的な欲求から始まったので、もしかしたら今でも続いてるのかなというのは、今聞かれてふと思いました。

 

小島:大事ですよね。

まさかのモテたいという欲求から続けられてる社交ダンスと体を鍛えると。

そういう欲求は大事っていう、今回はそんなお話ですかね。

 

秋本:だいぶ最初のテーマからちょっとずれてきましたけど、でもその長く続ける仕事にしても趣味にしても結果続けてるものって、そういうモテたいだとか何かコンプレックスを解消したいとか、やっぱりある意味そこに高尚な理由っていうのが後で付いては来るんでしょうけど、やっぱり続ける原動力っていうのは本当に単純な動機からなのかなっていうのはそうなりますね。

 

鈴木:確かに。

 

小島:大事ですよね。

何か最後は結構しんみりと納得感があったかな、と。

今日もすてきな話をありがとうございました。

 

秋本:ありがとうございました。

 

鈴木:ありがとうございました。

 

小島:皆さん、さようなら。

 

秋本:さようなら。

 

鈴木:さようなら。

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*